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東京に住むWeb系エンジニアによるデータ分析ブログ

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今、父に贈る言葉

こんにちは、イルカです。

本業のシステムエンジニアの仕事が忙しくてすっかりブログ更新ができない状態でした。
6月17日、今日は父の日ということで、はてなブログ記述画面で今週のお題にもなっている「今、父に贈る言葉」というテーマで久しぶりにブログを書いてみようかと思います。


父は私が小さい頃から単身赴任していて、土日にたまに家に帰ってきたりする程度でした。
普段あまり子供と会わないので、子供が小さい頃は仕事から帰ってくると「おじちゃん誰?」、仕事に出かけるときは「また来てね」と言われたりして辛い思いもしたようです。
自分が思ったことは曲げない主義なため仕事でも上司や同僚とぶつかることも多かったようですが、基本的には仕事熱心で大企業で出世頭としてバリバリやっていたようです。

ゲームが好きで、FFやドラクエなど時間のかかるRPGを好きこのんでやっていました。
特にドラゴンクエストモンスターズはやりこみすぎて、ふと父のパーティを見たら
「ダークドレアム、デスタムーア(最終)、デスタムーア(最終)」になっていました。
これがどれくらいすごいか分かる人は少ないかもしれませんが、とにかく作るのにとっても時間がかかるんです。

変なプライドも持たず優しい父でした。
家族ドライブ中に子供の私は後部座席の窓からいたずらで紙くずを投げてしまい、それが隣のトラックに当たったことで運ちゃんが激昂して車を降りて怒鳴ってきたことがありました。父は何が起きているかも分かっていないのに車を降りて平身低頭、トラックの運ちゃんに「大変申し訳ありませんでした」と謝り続けました。その姿に逆に気圧された運ちゃんは「後ろのガキがゴミ投げやがったんだよ。叱っとけ」とだけ言って車に戻っていき事なきを得たのですが、私は「何故父は何も分かっていないのに条件反射的に運ちゃんにあそこまで謝り続けられたのだろう」と困惑と尊敬の入り混じったような感情を子供ながらに持った覚えがあります。


そんな父は、私が大学に進学した年の夏に心筋梗塞で急死してしまいました。
50台前半、単身赴任先の一人暮らしの部屋で、朝スーツを着て出かける直前の状態で倒れていたそうです。
出社してこないのを不審に思った同僚の方が家に駆け付け、第一発見者となりました。
タバコも好きで大酒飲み、料理もできない父が早死にしたのは今考えてみると当然のことでした。
死ぬ前日の日記には、「禁煙したら太ってきたのでジョギングを始めた」ということが書かれてあったそうです。
急に運動すると危ないんですよね。
子供が大学に進学して家を出たので母とまた二人で暮らし始めようかと計画を練っている途中にこうして人生を終えてしまったのは、無念であったろうと思います。


こういった経緯から私は、男親から学ぶべきことを何も教えてもらえないまま大人になりました。
父の人生、父の哲学、仕事のやり方や遊び方、そういったものをほとんど聞けないまま、ほぼ母親の女手一つで育てられてきたように思います。


今、父へ贈る言葉。
その後、留年することなく大学も卒業したし、元気に東京で働いてます。彼女も居ないしいい年して独身ですが、そろそろどうにか大切な人も見つけられたらなあと思ってます。あなたを見ているので、できれば単身赴任をするのは避けたいなあ。

ど文系なあなたと違ってど理系な仕事に就いてはいますが、企業出世頭だったらしいあなたから、仕事の哲学も聞いてみたかった。
酒が好きなところはあなたに似たのに、ついぞあなたと酒を酌み交わすことはできなかった。
私もサラリーマン生活6年目を迎えて、一人暮らしをしながら働き続けることの辛さや孤独さは、少しずつ分かってきたつもりです。長年お疲れ様でした。またお盆になったら墓参りにいきます。

家計を支え続け、単身赴任で独り暮らしをし続けて無念にもその生涯を誰にも看取られることなく終えてしまった父の冥福を、今日あらためて心から祈りたいと思います。