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MBA (経営学修士) って何?理系がとる意味ってあるの?まとめ

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こんにちは、irucaです。

最近、私の周囲でMBA (経営学修士)を取得する人が増えてきました。
金融系の職種についている友人がとることが多いですが、エンジニアだった友人が取得を志すことも多いのです。

SEの私はとにかくエンジニアリングが好きでここまで突っ走ってきた人生だったので興味がありませんでしたが、
周囲の優秀な友人たちが何故長い年月を費やしてまでMBAを取得しようとするのか知りたくなって、今回調べてみることにしました。

そもそもMBAって何?

MBAとはMaster of Business Administration の略で、日本語では経営学修士と訳される学位です。
欧米では実務経験を有する社会人を対象とした経営マネジメントを対象とした「ビジネススクール」と呼ばれる専門の機関が授与し、日本では大学院がこれを授与しています。
経営幹部を育てるための高等教育コースで標準的にはフルタイム2年間のコースですが、仕事をつづけながら空き時間でもう少し長い期間をかけて取得するなど、様々なコースがあります。

何を勉強するの?

ファイナンス、アカウンティング、マーケティング、組織論、経済学、統計学、戦略論など、経営に関する必須知識を体系的に学習します。カリキュラムはビジネススクールによってまちまちで、各校の特色や理念が反映されます。
多くのケーススタディ、フィールドワーク、ディスカッションなど「実践的」な学習方法を取り入れているところも多く、大企業の経営だけではなく起業家育成にも力を入れているスクールも多いです。

生徒がどんな1日を送っているか、どんなプログラムがあるかは、マサチューセッツ工科大学Sloanビジネススクールの3人の生徒の1日を取り上げられたこちらの動画がよいです。3分ほどの英語の動画ですが…。
www.youtube.com

相当真面目で優秀な人しか行かないんだな…と思ってしまいますが、
MBAの友人から聞くには結構「チャラい」空間であるとのこと。
生徒の中には毎日パーティ三昧という人もいるようです。

動画の一部からもなんとなくリア充感が読み取れますよね。


何のために必要なの?

アメリカでは年間7~10万人がMBAを取得しているとされ、大手企業(S&P500)のCEOの41%がMBA所持者なのです。
MBAとは(MBA取得の意味)|MBAのグロービス経営大学院

つまり、昇進するための一種のバッジ、登竜門としての意味合いがあるのです。
一言で言うと「ハクが付く」ということ。

しかしある友人はMBAのことを「足の裏についた米粒だよ」と言っていました。
そのこころは、

「取らなくても生きていけるけど、取っておくにこしたことはない」

なんだとか。


また、日本でもMBAを取得することは可能ですが欧米のビジネススクールの方が人気です。
英語が必須なので、語学の強化、もしくは自分の語学力に関する一つの証明にもなります。
多様なバックグラウンドを持った人間が集まるので、彼らと知り合いになることで人脈強化にもつながるというわけです。


どうやったら入れるの?

ビジネススクールに出願して合格するまでのプロセスについては、こちらのページが非常に参考になります。
http://mbalounge.net/syutsugan

出願するには以下のものが必要になります。

  • TOEFL/IELTSのスコア
  • GMATのスコア (MBAプロフラムで勉強するだけの基礎学力があるかどうかを判定するテスト。特にアメリカでは必要)
  • GPA(大学の成績表)
  • エッセイ
  • 推薦状 2通
  • インタビュー (面接)
  • 実務経験(2年~ スクールによる)
  • CV(英文履歴書)

これを準備するだけで気が遠くなりそうですね。



どれくらいお金がかかるの?

トップ校では2年間で1000万円以上、中堅校でも600万円以上必要になります。
それに加えて生活費もかかります。アメリカ西海岸であれば毎月30万円以上かかることになるでしょう。
その他もろもろも含めて、全部で2000万円ほどはかかることになります。
よほど家が裕福か、自分に貯金があるか、借金でもしないとやっていけませんね。

当然ビジネススクールは普通の大学よりも超ハードな生活を要求されるので、大量のお金を払って経営に関する修行を行うような感覚なのです。


そこまでしてどういうメリットがあるのか

よくMBAのメリットを見ると

  • 経営全体を見る視野が身につく
  • 活躍の場が広がる
  • 人脈が広がる

という解説が得られますが、友人が聞く限りあまり事実をとらえていないように思います。
私が個人的に友人から聞いてみて感じる、ずば抜けて重要視されているMBAのメリットは「生涯賃金が跳ね上がる」こと。

MBA取得後の年収は?フォーブス誌調査報告。

[MBA取得後の初年度の年収]
フォーブス誌によれば、MBAを取得した直後の初任給の年収は、フルタイム学生の年収の場合、MBA以前に比べて約50%アップしているとの報告があります。MBA取得前は年収が500万円だった場合、MBA取得後にはなら年収750万円ということになります。
1994年の調査では、50%から60% アップ、1997年の調査では51%アップ、との調査結果が出ており、フルタイム学生のMBA取得前と取得後の年収アップ率は、ここに10年近く変化がないことが分かります。また、パートタイム学生の年収の場合はMBA取得後に41%の年収アップとの報告があります。



[MBA取得から5年後の年収]
MBA取得後5年後の年収では、さらに年収がアップしていることが分かります。フルタイム学生でMBA取得前に比べ約80%アップしています。 MBA取得後に年収750万円だった場合は5年後には年収1,350万円にまでアップしている、ということになります。
1990年代に行った調査でもほぼ同様の結果が出ています。パートタイム学生の年収については、MBA取得前に比べ約56%アップとの報告がされています。

MBA取得するだけで取得前の年収が1.5倍になるという衝撃の情報。
MBAによって2年間仕事ができなくなったり仕事がおろそかになったりして、高い授業料と海外生活費を払うとしても、その費用はものの数年で回収できてしまいます。
しかも私のMBA取得した友人の中には、MBA取得後に就職した企業が内定祝いと称してMBAにかかった費用をほとんど払ってくれたというつわものもいます。


理系・エンジニアもとる価値があるの?

これについてはまとめてくれたブログ記事が役に立ちます。
moriken.hatenablog.com
mba-cal.com

文系出身者に比べて、知識のオーバーラップなくMBAのカリキュラムで学習ができる

ファイナンスや会計学などは、理系の人間がこれまで勉強したことがない分野である可能性が高いので、
授業において「ああ、これ聞いたことある…」みたいな感じになることが少ないのでお得感があります。

キャリアチェンジができる

エンジニアとしてやっていくことに不安を感じ、経営に携わりたいと思ってもすぐに職種転換は難しいもの。
そこでMBAを取得して経済学・経営学を叩きこみ、実践的なスキルを身につけることでビジネス職に転換できる可能性があります。

しかし上記ブログでも書かれているようにこれは諸刃の剣でもあります。
MBAに来てもエンジニアがビジネス職に転換はできない、同じフィールドには立てないという現実があったりするためですね。

ビジネスチャンスをつかむことができる

単純に社内で給料が上がる可能性があることに加えて、自身でベンチャー起業を立ち上げることにも役立ちます。
エンジニアリングだけ勉強していても、起業の仕方は身に付きません。
MBAを取得して実践的なスキルを身に着けることで、自分の考えたプロダクト・サービスを軌道に乗せるやり方が分かるようになるメリットがあります。

まとめ

MBAとは何か、取得するとどういうメリットがあるのか、取得するにはどうすればいいのか、理系でも取得する価値はあるのか、をまとめました。

調べ事をしながら記事を書くことで、私の友人たちが必死で勉強しているMBAというものの概要をつかむことができました。
みなさんにとっても自分のキャリアを考える上で参考になれば幸いです。